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The Runner's Guide to the world

メルボルンマラソン2019

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2023.12.11〜のview数を表示

2019年 体験レポート[ 2015年はこちら ]

 

 

 

 大会当日の朝 歩いて大会会場の「メルボルン・クリケット・グランド(MCG)」へ

市内中心部から大会会場の「メルボルン・クリケット・グランド(MCG)」までは、徒歩で10分~20分ぐらいです。今回宿泊した中央ビジネス地区(CBD)にある「クラリオン・スイーツ・ゲートウェイ(Clarion Suites Gateway)」からは20分くらい。

朝6時。フルマラソンのスタート1時間前に大会会場の「メルボルン・クリケット・グランド(MCG)」に到着。フルマラソンの荷物預け所の入り口は、Brunton Ave.側の駐車場入口「A」。大会会場入り口のゲート付近からは歩いて3分~5分ぐらい。荷物預け所は種目により異なります。ナンバーカード受け取りの際などに、事前に場所を確認しておきましょう。

・スタート時間
  7:00 フルマラソン
  7:30 10km
  7:55 車椅子(フルマラソン)
  8:00 ハーフマラソン
11:30 5km
11:45 3kmウォーク

・荷物預け所の入り口
フルマラソン ・・・ Brunton Ave.側の駐車場入口「A」
ハーフマラソン / 5km / 3kmウォーク ・・・ MCGメインコンコースの「Gate1」
10km ・・・ MCGメインコンコースの「Gate2」

荷物預け所・トイレ・スタートラインなどの案内看板は各所に設置されています。

フルマラソンの荷物預け所の入り口の様子(Brunton Ave.側の駐車場入口「A」)。
入口では荷物検査が行われます。スタート30分前には荷物預け所の入り口は長い行列ができていました。荷物検査には時間がかかるため、スタートに間に合わないランナーもいます。荷物預け所にはスタート1時間前に行くなど、時間に余裕を持って行動することをおすすめします。

荷物検査を通過すると、地下駐車場へと進みます。

ナンバーカードの下の部分を切り取り、預ける荷物に取り付けましょう。

荷物はどこに預けてもOK。ボランティアへ荷物を渡します。荷物を渡したあと、どの段ボール箱に荷物を保管しているのか、ボランティアがナンバーカードへ記入してくれます。この記入を忘れると、ゴールしてから荷物を見つけるのに時間がかかるため、必ず記入してもらいましょう。

 

 

 スタート地点へ移動

荷物を預けたら、スタート地点へ移動。荷物預け所からスタート地点まで歩いて7分~10分ぐらいかかります。ロッド・レーバー・アリーナ(テニス場)入り口前の道路(バットマン・アベニュー)がスタートエリアです。

スタート時間の案内看板

スタートエリアには整列位置の目安となる案内看板が設置されています。この写真の看板の場合、フルマラソンのゴール予想・目標タイムが4時間30分ぐらいのランナーがこの付近に整列します。スタートエリアでご自身のゴール予想・目標タイムに近い看板を見つけ、整列しましょう。

フルマラソンとハーフマラソンはペースランナーが配置されます。

【ペースランナーのゴール予定時間】
・フルマラソン
2時間50分、3時間、3時間10分、3時間20分、3時間30分、3時間40分、3時間50分、4時間、4時間10分、4時間20分、4時間30分

・ハーフマラソン
1時間30分、1時間35分、1時間40分、1時間45分、1時間50分、2時間、2時間10分、2時間20分 

 

 

 フルマラソン スタート

朝7時。フルマラソンがスタート!

■コースMAP・高低差・エイドなどの情報
http://www.melbournemarathon.jp/outline/events/index.html

スタートするとすぐ上り坂が待ち受けています。

坂を上りきると左折。フリンダース・ストリート駅へ向かって進んでいきます。

フリンダース・ストリート駅手前、セント・ポール大聖堂前が1km地点。距離表示は1kmごとに設置されています。

フリンダース・ストリート駅前を左折。ヤラ川を渡り、アルバート・パークに向かって進んでいきます。

ヤラ川に架かる橋の上。右奥に見える建物のは、劇場やコンサートホール、シアターなどがある舞台芸術施設のアートセンター。

進行方向左に見えるのは、メルボルン・クリケット・グランド(MCG)。観光スポットがコース沿いに点在しており、走りながら観光も楽しめます。

2km付近からは緑に囲まれた比較的平坦なコースが続きます。「緑豊かなガーデンシティ」と称されるメルボルンならではの景色が楽しめます。

2km地点。

3.5km付近のエイドステーション。

4km地点。

5km地点。

この先を右折すると、アルバート・パークの入り口まで下り坂に。

 

 

 アルバート・パーク(6km付近)

アルバート・パークに入ると、6km地点。アルバート・パーク内を8kmほど走り、ポート・フィリップ湾沿いのオーシャンフロントコースに向かいます。アルバート・パーク内には「F1オーストラリアGP」のサーキットコースもあり、フルマラソンとハーフマラソンは「F1オーストラリアGP」のサーキットコースを一部走ります。

■コースMAP・高低差・エイドなどの情報
http://www.melbournemarathon.jp/outline/events/index.html

6km付近のエイドステーション。

8km地点。

8.5km付近のエイドステーション。

9km地点。

 

 

 10km地点

■コースMAP・高低差・エイドなどの情報
http://www.melbournemarathon.jp/outline/events/index.html

ここを右折すると、先を走るランナーとのすれ違い区間になります。知り合いとすれ違うかもしれません。

11km地点。

11.5km付近のエイドステーション。このエイドステーションはスペシャルドリンクの設置場所になっています。通常のエイドステーションの先に、スペシャルドリンクが設置されています。まだ前半ということもあり、ゴールタイム4時間30分~5時間ペースでも、バナナ・ジェル・グミが十分残っていました。

・スペシャルドリンク設置場所
Location 1(PERSONAL DRINKS STATION 1) – 11.5km付近
Location 2(PERSONAL DRINKS STATION 2) – 24km付近
Location 3(PERSONAL DRINKS STATION 3) – 36.5km付近

スペシャルドリンクステーション。預けたドリンクは各自でBOXから取ってください。

ハーフマラソンはエイドステーションを過ぎると折り返し。フルマラソンは直進します。

フルマラソンの折り返し地点。

広くて走りやすい「F1オーストラリアGP」のサーキットコースが続きます。

12km地点。

13km地点。

13.7km付近のエイドステーション。

アルバート・パークの出口。フルマラソンは右へ。ハーフマラソンは左へ進みます。

アルバート・パークを出ると、14km地点。ポート・フィリップ湾に向かって進んでいきます。進行方向左側の車線からは、先を走るランナーが戻ってきます。ランナー同士の接触を避けるため、できるだけ進行方向右側を走りましょう(折り返してくると、このあたりは30km付近)。

ここを右折すると、ポート・フィリップ湾沿いのオーシャンフロントコースに入っていきます。

 

 

 ポート・フィリップ湾沿いのオーシャンフロントコース(15km付近)

15km地点を過ぎると、ポート・フィリップ湾の景色が楽しめるオーシャンフロントコース(片道約4kmの往復コース)が8kmほど続きます。

■コースMAP・高低差・エイドなどの情報
http://www.melbournemarathon.jp/outline/events/index.html

3時間50分のペースランナーと、ペースランナーを目標に走るランナーの集団。フルマラソンの制限時間は7時間とゆったりな設定になっていますが、オージーたちの走るペースは速く、ゴールタイム3時間~4時間30分を切るペースまでがランナーのボリュームゾーンです。ペースランナーも4時間30分までしか配置されていません。ゴールタイムが4時間30分よりも遅いペースだと、周りを走っているランナーはまばらです。

【ペースランナーのゴール予定時間】
・フルマラソン
2時間50分、3時間、3時間10分、3時間20分、3時間30分、3時間40分、3時間50分、4時間、4時間10分、4時間20分、4時間30分

16km地点。

17km付近のエイドステーション。

17km地点。

18km地点。

折り返し地点。折り返し後もポート・フィリップ湾の景色が楽しめるオーシャンフロントコースが4kmほど続きます。

19km地点。

 

 

 20km地点

■コースMAP・高低差・エイドなどの情報
http://www.melbournemarathon.jp/outline/events/index.html

20.3km付近のエイドステーション。

 

 

 残り半分(21km地点)

前半が終了。このあと、ポート・フィリップ湾沿いを走るオーシャンフロントコースから、セントキルダや折り返し地点(26km付近)のあるエルウッド(Elwood)方面に向かって進んでいきます。

22km地点。緩やかな上り坂が400mほど続きます。

坂を上りきると、今度はオーストラリア最古の遊園地「ルナ・パーク(Luna Park)」方面へと向かう下り坂に。

左奥に見えるのがオーストラリア最古の遊園地「ルナ・パーク(Luna Park)」(23km付近)です。

23km地点。

24km地点。

24km付近のエイドステーション。このエイドステーションはスペシャルドリンクの設置場所になっています。

・スペシャルドリンク設置場所
Location 1(PERSONAL DRINKS STATION 1) – 11.5km付近
Location 2(PERSONAL DRINKS STATION 2) – 24km付近
Location 3(PERSONAL DRINKS STATION 3) – 36.5km付近

右側に設置されているのが、スペシャルドリンクステーションです。預けたドリンクは各自でBOXから取ってください。

この付近は小刻みなアップダウンが続く区間です。

 

 

 25km地点

折り返し地点まで1kmほど緩やかな下り坂が続きます。

■コースMAP・高低差・エイドなどの情報
http://www.melbournemarathon.jp/outline/events/index.html

この先で折り返し。折り返し付近は沿道の応援も多く、温かい声援がたくさん送られます。

折り返し地点(26km付近)。折り返すと緩やかな上り坂が1kmほど続きます。

27km付近。

28km付近のエイドステーション。

28km地点。

オーストラリア最古の遊園地「ルナ・パーク(Luna Park)」(29km付近)まで戻ってきました。右手に見えるのが「ルナ・パーク(Luna Park)」です。

29km地点。

演奏の応援。

シティ方面に戻っていきます。ここから1kmほど上り坂が続きます。

30km付近。

写真右はトラム。アルバート・パークやセントキルダ付近には市内中心部からトラムで移動することができます。この付近で応援したい人はトラム利用が便利です。

31km手前のエイドステーション。

 

 

 セントキルダロード(St Kilda Rd)をシティへ(31km付近)

エイドステーションを過ぎると上り坂は終了。セントキルダロード(St Kilda Rd)をシティに向かって進んでいきます。

31km地点。

緑に囲まれた比較的平坦なコースが4kmほど続きます。

32km地点。

33km付近のエイドステーション。

33km地点。

34km地点。進行方向左に桜の木を発見。桜の花がきれいに咲いていました。

元気いっぱい応援してくれるボランティアのみなさん。

演奏の応援。

アートセンターの手前の交差点を左折。

■コースMAP・高低差・エイドなどの情報
http://www.melbournemarathon.jp/outline/events/index.html

コンサートホールの下をくぐり抜け、緑豊かなビクトリア州王立植物園(Royal Botanic Gardens Victoria)に向かって進んでいきます。

 

 

 緑豊かなビクトリア州王立植物園(Royal Botanic Gardens Victoria)の入口(36km付近)

コース後半は、緑豊かなビクトリア州王立植物園(Royal Botanic Gardens Victoria)の園内を駆け巡ります。園内は起伏に富んでおり、フルマラソンのコースで最大の難所です。

■コースMAP・高低差・エイドなどの情報
http://www.melbournemarathon.jp/outline/events/index.html

ビクトリア州王立植物園(Royal Botanic Gardens Victoria)の入り口付近は沿道の応援も多く、グミやキャンディーの提供もありました。キャンディーをもらってエネルギー補給。そして、ここから続く上り坂を駆け上がるためギアチェンジ!

36km地点。

フルマラソンとハーフマラソンのコースの分岐点。フルマラソンは左へ。ハーフマラソンは右へ進んでください。

36.5km付近のエイドステーション。このエイドステーションはスペシャルドリンクの設置場所になっています。

・スペシャルドリンク設置場所
Location 1(PERSONAL DRINKS STATION 1) – 11.5km付近
Location 2(PERSONAL DRINKS STATION 2) – 24km付近
Location 3(PERSONAL DRINKS STATION 3) – 36.5km付近

スペシャルドリンクステーションは通常のエイドステーションの先に設置されています。

37km地点。園内のコースには、先を走るランナーとすれ違う区間が一部あります。ランナー同士の接触を避けるため、センターラインにより過ぎないようにし、進行方向右側を走りましょう。

一旦、ビクトリア州王立植物園(Royal Botanic Gardens Victoria)の外に出ます。

この先を右折し、再び、ビクトリア州王立植物園(Royal Botanic Gardens Victoria)に戻ります。ここを右折すると急勾配の上り坂が待ち受けています。上り坂は歩いてもOK! マイペースでゴールへ向かって進んでいきましょう。

冷たいシャーベットをGET! 気分もリフレッシュ!

39km地点。

 

 

 ビクトリア州王立植物園(Royal Botanic Gardens Victoria)を出て、フリンダース・ストリート駅へ(39km付近)

ビクトリア州王立植物園(Royal Botanic Gardens Victoria)を出ると、フリンダース・ストリート駅に向かって進んでいきます。フリンダース・ストリート駅に向かうコースも緑に囲まれています。また、コース沿いはトラムが走っています。この区間もメルボルンらしい景色が楽しめます。

39.8km付近のエイドステーション。

 

 

 フリンダース・ストリート駅(40km付近)

ヤラ川に架かる橋を渡ると、フリンダース・ストリート駅。このあたりが40km地点です。

フリンダース・ストリート駅前を右折。ゴールのメルボルン・クリケット・グランド(MCG)に向かって進んでいきます。右折すると緩やかな上り坂になります。

右奥に見えるのは、メルボルン・クリケット・グランド(MCG)。ゴールまでもう少し!

スタート直後に駆け上がってきた上り坂の前(右手の道路)を通過し、さらに直進。

ここを右へ進むと、勾配のある下り坂に。

41km付近のエイドステーション。ゴール地点のメルボルン・クリケット・グランド(MCG)までに設けられた最後のエイドステーションです。

41km地点。

右折すると、5kmと3kmウォークの参加者と合流します。フルマラソン参加者は右車線を走って、メルボルン・クリケット・グランド(MCG)に向かって進んでください。

演奏の応援。

メルボルン・クリケット・グランド(MCG)が迫ってきました。写真左側の白いテントがある場所は「TEAM JAPAN テント」があるリカバリービレッジです。

 

 

 ラスト400m メルボルン・クリケット・グランド(MCG)

メルボルン・クリケット・グランド(MCG)の入口が、ラスト400m地点。MCGのなかに入ると、種目ごとに走るコースが指定されています。

フルマラソンは赤、ハーフマラソンは緑(写真左)、10kmは青(写真右)、5kmと3kmウォークは黒(写真左)のゲートをくぐり、指定されたコースを走ってゴールに向かいます。

あと200m。

あと100m。

 

 

 ゴール!!!

ゴール後の進むルートは種目ごと異なります。フルマラソンは赤いレーンを進み、完走メダルや荷物を受け取ります。

地下に進むと、完走メダルが贈られます。

まっすぐ進むとゴール後の給水が用意されています。この写真の奥側(突き当り付近)でUターンし、右奥の通路の「MASSAGE」の矢印(→)方向に進むと、無料でマッサージを受けることができます。

ゴール後のエイドステーション。水とスポーツドリンクが提供されました。

預けた荷物は、荷物預けの際、ナンバーカードに記入されたアルファベットと番号を確認し、所定の場所で受け取りましょう。

 

 

 「TEAM JAPAN テント」 豚汁の振舞いも

メルボルン・クリケット・グランド(MCG)の大会会場入り口のゲートの手前にある芝生広場(大会前日にスペシャルドリンクの受付が行われていた芝生広場)は、リカバリービレッジになっています。芝生広場には白いテントが立ち並んでおり(下記の写真の奥側)、日本事務局が用意した「TEAM JAPAN テント」も設けられています。「TEAM JAPAN テント」では、温かい豚汁が振舞われました。
 ※「TEAM JAPAN テント」を利用できるのは日本事務局経由の申込者のみです

TEAM JAPAN テント

豚汁

「TEAM JAPAN テント」では、脳性麻痺児童の教育施設であるCPEC(Cerebral Palsy Education Centre)への募金活動も行われました。

 

 

 リカバリービレッジの様子

リカバリービレッジ(芝生広場)にはキッチンカーの出店があり、ゆっくりと食事をすることができます。支払いはクレジットカードもOK。リカバリービレッジは大勢の人で賑わっていました。

 

 

 EXPO会場の様子

大会当日は7:30~14:00までEXPOが開催されています。大会オリジナルグッズやオーストラリアならではの商品、セール品などもあり、自分へのご褒美やお土産の購入もできます。

 

 

 完走メダル

2019年大会の完走メダル。完走メダルのデザインには、メルボルン・クリケット・グランド(MCG)が取り入れられていました。

2020年3月29日からカンタス航空の新路線「羽田-メルボルン」が毎日運航されます。
アクセスがより良くなったメルボルンに、「マラソン」×「旅(観光)」を楽しみに訪れてみませんか。

2020年大会は10月4日(日)に開催されます。

・ビクトリア州政府観光局
https://jp.visitmelbourne.com/

・メルボルンマラソン日本事務局
http://www.melbournemarathon.jp/

[ 取材協力:ビクトリア州政府観光局 / メルボルンマラソン日本事務局 ]
[ Text & Photo By Shinro Imakita / 今北 普朗 ]