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The Runner's Guide to the world

東北・みやぎ復興マラソン

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2018年 体験レポート

 レース中盤

第9給水所(21.2km地点)の「Back to the Hometown エイドステーション」。バナナ、塩あめ、水、スポーツドリンクが提供されます。

・エイドステーションの詳細
https://fukko-marathon.jp/archives/2018/course2018/aidstation.html

ボランティアの方々の笑顔の出迎え。温かい声援が送られます。

スポンジのサービスも。

ランナー応援イラスト。

・ランナー応援イラストについて
日本陸連公認コースとなった2017年開催の「東北・みやぎ復興マラソン2017」では、コースに距離表示看板が設置されました。大会を一過性のものにすることなく、ランニング文化を育むことを目指し、このコースに来ると走った距離が確認できるようにすることで、マラソンを通して人が集まる場所になり、被災地に再び賑わいを取り戻すことにつなげるようにするため、2017年開催の「東北・みやぎ復興マラソン2017」のマラソンコースの距離表示看板がコース沿いに残されています。今大会もランナーを応援するイラストを全国から募集し、2017年のレガシーマラソンコースの距離表示看板に掲出されました。
 ※対象:「東北・みやぎ復興マラソン2017」のコース沿い

コース全域が東日本大震災の浸水エリアのため、復興工事の進捗状況に合わせて、2018年開催の「東北・みやぎ復興マラソン2018」では、一部コースが変更されました。

第10給水所(22km地点)の「Back to the Hometown エイドステーション」。福島県産のりんご(早生ふじ)と水が提供されます。

「二野倉からありがとう」と書かれたのぼり旗がたくさん設置され、ランナーに感謝のメッセージが送られます。

福島県産のりんご(早生ふじ)。

子どものチアリーダー。元気いっぱい声援を送ってくれます。

余裕があれば、ハイタッチや笑顔で応援に応えましょう。

ランナー応援イラスト。

22.8km地点の救護所。救護所はコース上に10か所設置されています。

ランナー応援イラスト。

海岸線沿いのコースまでわざわざ駆けつけてくれた応援者。温かい声援が送られます。

ランナー応援イラスト。

第11給水所(23.8km地点)。熊本県産の極早生みかんと水が提供されます。

熊本県産の極早生みかん。

スポンジのサービスも。

平坦な海岸線から少し内陸部へと入り、海岸線を北上しながら大会会場の宮城県立都市公園 岩沼海浜緑地 北ブロック(仙台放送ジュニパーク岩沼)方面へ進んでいきます。

大会会場近くまで戻ってきました。左側が大会会場の宮城県立都市公園 岩沼海浜緑地 北ブロック(仙台放送ジュニパーク岩沼)。

大会会場に近いということもあり、沿道の応援も一気に増えます。

この先から前を行くランナーとのすれ違い区間になります。ランナー同士の衝突を避けるため、進行方向右側を走るようにしましょう。

25km地点。

・コースの詳細
https://fukko-marathon.jp/archives/2018/course2018/

千年希望の丘相野釜公園方面へ進んでいきます。

第12給水所(25.3km地点)の「Back to the Hometown エイドステーション」。岩沼名物いなり、相野釜栽培一口そば、水、スポーツドリンクが提供されます。

岩沼名物いなり。

相野釜栽培一口そば。

千年希望の丘相野釜公園の駐車場からは、元気いっぱいの声援やダンスの応援がチアリーダーの子どもたちから送られます。

だんだんと仙台空港に近づいてきました。左側が仙台空港。この先を進んでいくと滑走路が左側に広がります。運が良ければ離発着する飛行機を間近で見ることができます。

走っていると、運よく着陸する飛行機に遭遇!

こんなにも間近で飛行機を見ることができました。運が良ければ飛行機の離発着を見れるのも大会の魅力のひとつです。

貞山堀に架かる橋へ。名取市美田園方面へと進んでいきます。

第13給水所(29km地点)。この給水所は宮城県女川町のスペシャルエイドステーション。女川名物さんまかりんとう、塩あめ、水、スポーツドリンクが提供されます。

・エイドステーションの詳細
https://fukko-marathon.jp/archives/2018/course2018/aidstation.html

女川名物さんまかりんとう。

前を行くランナーとのすれ違い区間はここまで。また、ここは第4関門。関門はコース上に7か所設けられています。

・関門の詳細
https://fukko-marathon.jp/archives/2018/course2018/

疲れも出てくる後半にはうれしい鎮痛消炎スプレーのサービス。大勢のランナーが列を作っていました。

 

 レース後半

30km地点。田園風景の中を駆け抜ける区間。名取市閖上(ゆりあげ)地区の折り返し地点に向けて進んでいきます。

・コースの詳細
https://fukko-marathon.jp/archives/2018/course2018/

平坦なコースが続きます。

「復興へ感謝心ひとつに」と感謝のメッセージが書かれた横断幕。

稲穂の実る田んぼが広がります。

第14給水所(32km地点)の「Back to the Hometown エイドステーション」。ゆりあげ港朝市特製ほたて浜焼き、水が提供されます。

折り返し地点まで、あと500m。

この先の橋を渡って少し進んだところが折り返し地点。上り坂は歩いてもOK。マイペースで一歩一歩進んでいきましょう。

折り返し地点付近は沿道の一気に増え、たくさんの声援が送られます。

ハイタッチ!

太鼓の応援。

この付近は沿道の応援が途切れることはありません。

折り返し地点(名取市閖上地区)。

整備された復興道路を駆け抜けます。

この区間は両サイドにオレンジ色のコスモスが咲き誇るなかを駆け抜けていきます。このコスモスは地元の高校生が参加者のために育てました。「復興支援ありがとう」という感謝の気持ちが込められています。

コスモスロードは1kmほど続きます。

第15給水所(34.1km地点)の「Back to the Hometown エイドステーション」。名取名物せり鍋、名取の笹かまぼこ、水、スポーツドリンク、スポンジが提供されます。

「この地を走ってくれてありがとう」と感謝のメッセージが書かれた横断幕が掲げられています。

また、ボランティアの方々から温かい声援も送られます。

名取の笹かまぼこ。

復興桜塩も提供されました。

この先を左折し、仙台空港方面に戻っていきます。

「ありがとう」と書かれたうちわ。そして、温かい声援。

35km地点。5kmごとの計測地点や中間点には計測マットが敷かれています。必ず計測マットの上を通過しましょう。

・コースの詳細
https://fukko-marathon.jp/archives/2018/course2018/

第16給水所(35.7km地点)。この給水所は岩手県陸前高田市のスペシャルエイドステーション。陸前高田市たかたのゆめおにぎり、たかたのゆめ俵型ミニおにぎり、水が提供されます。

・エイドステーションの詳細
https://fukko-marathon.jp/archives/2018/course2018/aidstation.html

手前が陸前高田市たかたのゆめおにぎり。水色のおぼんにあるのが、たかたのゆめ俵型ミニおにぎり。

所々、緩やかなアップダウンがありますが、平坦で直線の区間が多く、走りやすいコースが続きます。

住宅地では住民が沿道から温かい声援を送ってくれます。AED隊も巡回し、ランナーの安全や完走をサポート。

ボランティアも陽気で元気いっぱい声援を送ってくれます。

第17給水所(36.4km地点)の「Back to the Hometown エイドステーション」。塩あめ、水、スポーツドリンク、スポンジが提供されます。

大声援が送られます。

この区間は緩やかな上り。無理をせず、マイペースで進んでいきましょう。

36.8km地点の救護所。救護スタッフも温かい声援を送ってくれます。

八間堀に架かる橋を渡ると、残り5km。あともう少し!

第18給水所(37.8km地点)。塩あめ、水、スポーツドリンクが提供されます。

元気いっぱいランナーを出迎え、声援を送ってくれます。

貞山堀に架かる橋へ。

貞山堀に架かる橋を渡ると、残り4km。

右奥にあるのは仙台空港。復路も運が良ければ、飛行機の離発着を間近で見ることができます。

あと3km。残り5km地点から1kmごと、また、残り500mの地点に残りの距離表示が設置されています。

第19給水所(39.9km地点)の「Back to the Hometown エイドステーション」。石巻名物一口まんじゅう、塩あめ、水、スポーツドリンクが提供されます。

石巻名物一口まんじゅう。

40km地点。

・コースの詳細
https://fukko-marathon.jp/archives/2018/course2018/

千年希望の丘相野釜公園まで戻ってきました。公園付近では沿道の応援が一気に増えます。

往路で前を行くランナーとすれ違った道を、ゴールがある宮城県立都市公園 岩沼海浜緑地 北ブロック(仙台放送ジュニパーク岩沼)へと向かって進んでいきます。

あと1km。

あと500m。

スタート時からレース中は空には雲が広がっていましたが、ゴールに近づくにつれ、青空が顔を出してくれました。

42km地点。ゴールまでもうすぐ!

公園内に入ると、たくさんの人が出迎えてくれます。

ゴール!!!

スペシャルアンバサダーのサザエさんもゴールするランナーをお出迎え。サザエさん一家は前回大会に引き続き、スペシャルアンバサダーとしてランナーの応援をしたり、大会を盛り上げてくれました。

ゴール後、歩いて進んでいくと、子どもたちが完走メダルを持って待ち構えています。

「完走おめでとうございます」と、笑顔で首に完走メダルをかけてくれます。

フィニッシャーズタオルも贈られます。

・参加賞、完走賞の詳細
https://fukko-marathon.jp/archives/2018/about2018/award.html

完走を称えるハイタッチで子どもたちが出迎えてくれます。ぜひ、ハイタッチでこたえましょう!

さらに進んでいくと、完走賞を入れる袋や水、発芽玄米ごはん、お米のミルク、おにぎり、揚げパンなどが手渡されます。

記録計測用チップ回収エリア。ボランティアの方々が足に付いている記録計測用チップを取り外してくれます。フルマラソンを走りきり、しゃがんで自分で記録計測用チップを取り外すことが辛い人も多いはず。本当にうれしいサービスです。

記録計測用チップ回収エリアでは、「今年も頑張ったっちゃ!おつかれさま」と書かれたおにぎりが配布されます。

ゴール会場では、水やスポーツドリンクが提供されます。

芝生広場に進み、完走証と手荷物の受け取り。

記録証は即日発行。

フルマラソンの完走メダル。完走メダルは宮城県石巻市雄勝町で産出される雄勝石(おがついし)が使用されています。

 

 ランナーも応援する人も楽しめる「復興マルシェ」が同時開催

大会会場では「復興マルシェ」が同時開催。宮城県をはじめ、岩手県、福島県の各自治体イチオシの特産品を地元の方々が直接販売。地元の方々との交流を楽しみながら、どこか懐かしい東北自慢の味が堪能できます。

・会場
宮城県立都市公園 岩沼海浜緑地 北ブロック(仙台放送ジュニパーク岩沼)

・「復興マルシェ」の詳細
https://fukko-marathon.jp/archives/2018/event2018/marche.html

お腹も大満足!

「復興マルシェ」でお腹いっぱいになったあとは、シャトルバスで帰路へ。前回大会からシャトルバスの待ち時間が大幅に改善されました。

・アクセスの詳細
https://fukko-marathon.jp/archives/2018/access2018/

復興が少しずつ進むその歩みを、目や脚、身体全体で感じながら駆け抜けた42.195km。
ランナーが「ありがとう」をボランティアや沿道で応援してくれた方々に伝えるべきなのに、逆にボランティアや沿道で応援してくれた方々から、たくさんの「ありがとう」という感謝のことばが送られるなかを駆け抜けた42.195km。
来年も復興の進むこの地を走り、復興ランナーとして戻ってこよう! そう強く思った1日でした。

◆ボランティアや沿道で応援してくれた方々に「感謝のメッセージ(ありがとうメッセージ)」を下記サイトから送ることができます
https://www.kashico.jp/thanks/new?event_id=110

◆参加者から寄せられた「感謝のメッセージ(ありがとうメッセージ)」一覧
https://www.kashico.jp/events/110

次回大会の詳細は決定次第、オフィシャルサイトで発表されます。

◆オフィシャルサイト
https://fukko-marathon.jp/

[ 取材協力:東北・みやぎ復興マラソン事務局 ]
[ Text & Photo By Shinro Imakita / 今北 普朗 ]